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抽象と具象との止めどない往来

自分の意識を偏見を持たずに頭を柔らかくしてものごとの両極端にあえて置き、よく観察して見ると、驚くほど実り多く沢山の知見を得ることが出来ます。

極端に具象的なモノに関することを突き詰めて考えると、それは帰納的に抽象的な思考抽出に至ることができる、あるいは抽象的な思考が程よく濃縮され実生活に落とし込まれた状態というのが非常に心身のバランスがとれ調和された状態に至るというのは、古今東西変わらぬ原理と言っても過言ではないでしょう。

ただし、「偏見を持たない」「頭を柔らかくする」というのも、簡単に見えてこれも本質的に深掘りするとこれもまたなかなか古今東西からの難題であるというのも変わらぬ事実なのであります。

ただし、時代は少しずつ変わって来ていて、あえて「進化」という言葉を使いますが、「偏見」というものについてここ数年世界的に少しずつ良い方向に見方が変わってきていることは素直に喜ばしいことだと思うのです。